20代で始める「夢設計図」/熊谷正寿
なぜ、夢・目標が大切なのでしょうか。
それは、人は夢で思い描く自分の姿以上の自分にはなれないからです。
「夢設計図」というキャッチーなタイトルの一冊はGMOインターネット株式会社代表取締役の熊谷さんの著書。
20代で始める「夢設計図」-必ず“スピード成功”する5つの原則
- 作者: 熊谷正寿
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2005/04/20
- メディア: 単行本
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タイトルのように一章には夢を見つけるための3つのステップがまとめられている。
ただ後半は作者が20代の若者に向けて人生についてのメッセージをまとめたものになっており、夢設計図というタイトルとはちょっとズレるのではないのかというのが所感。若いうちに身につけておきたい考え方のエッセンスは詰まった一冊だと思うのでお勧めではあります!
たびたび、GMOのサービスが宣伝されているのはちょっと気になるw
「なりたい自分になる」ことが人生における成功と幸せ
この本はこのような考えを前提 にしています。≠仕事で成功する、です。
会社での仕事の進め方とかではなくてもう少し広く人生における幸せを追い求めましょうというもの。
この本における「なりたい自分」は熊谷さんの意見ですよね?みたいな事も言えるとは思うんですけど、個人的にはこの考えは違和感ないのですんなり入ってきました。
夢は実現するようりも、見つけることの方が難しいかもしれません。
熊谷さんが本の最初に述べるのがこの言葉。確かに言われてみるとそうかもしれない。目標があってそこに向かってただやるのって結構ラクですよね。
夢を見つけるためのヒントとしては「後悔する人生とはどんな人生か」を考えることだと。
これは人それぞれかもしれないですが、「心が絶えずザワザワして落ち着かない人生」や「いつも恨みがばかり言っている人生」など嫌な人生は嫌ですよね?これを思い浮かべることで逆に自分が理想とする人生が少しずつイメージされて行くのかもしれません。
夢設計図の考え方
ステップ1 日常で遭遇するやりたいことを全て夢にする。
例えばレストランで美味しいものを食べた時に「こんな料理が作れるようになりたい」も夢ですし、オフィスで外国人と喋る先輩を見て「英語をペラペラ話せるようになりたい」と思うのも夢です。
このように自分のやりたいことリストを作って行く。
ステップ2 「夢・人生ピラミッド」を作る
次の段階は夢・人生ピラミッドを作ること。
以下のようにやりたいことリストから機械的に分類をして行く。
これは一番下が基礎的なもの。なので20代はこの基礎的な部分を重点的に鍛えて行く。
一つ注意点としては中央に来るのが「健康」だということ。何をやるにしても健康であることって重要だよね?当たり前だけど忘れがち。。
ステップ3 未来年表を作る
年表にして具体的な期日を決めること
夢の達成期限を決めてそこから遡ってプランを立てることが重要
未来年表までできればそれを元に実行するのみ。
(これは僕の目標じゃないんですがw)
誤差は調整しつつ夢の達成に向けてやればいい。
目標を立てたら
夢設計図が出来たら後はそこに向かって進むだけ。本の後半は熊谷さんから20代に向けた教訓が続きます。
なるほどふむふむとなるものが多い。
こんなふわっとした感想しか持てない奴は成長しませんね。
ちょっとだけ紹介。
「何事も経験。若い時の苦労は買ってでもする」
これはよく言われる言葉ですが、これは誤り。夢・目標を決めたら、それに関係ない苦労はお金を払ってでもしないべき。常にゴールから考える。 夢や目標を明確にすることであらゆることの判断基準になる。
時間の節約
よくやりがちなのが睡眠時間を削るということ。
睡眠は「病気知らずの健康な人生と、88歳までバリバリ現役で働ける体力を維持する」夢を持つ私にとって、決してムダな時間ではありません。
確かにこういわれると睡眠時間は削れないですね。
時間を削るためには探し物をする時間やボーっとしている時間など削るべき時間を削ること。
20代のうちにやることを明確にすること。
個人的にゴールから考えるということが得意ではないので夢や目標から考える生き方を考えてみようか。