【読書めも】昼メシは座って食べるな!
先日、とあるベンチャー企業で執行役員をしている方とお食事の機会をいただきました。僕自身が就活生だった時にお世話になった方で、「久々に飲みに連れてってくださいー!」と。付き合っていただけて本当に感謝です。
3時間くらい飲みながら、とても学びの多い話をたくさんしていただきました。
そこでオススメしてもらった本が今週の一冊。
よく言われることですが、若いうちは死ぬほど働いたほうがいいぞ、という話。
日本という国においては長時間労働はこれから悪になっていく。それはルールチェンジ。その中でいかに自分自身で成長の機会を作るべきか。
著者の市村洋文さんは野村証券時代に歴代最高の営業成績を出した伝説の証券マン。
野村証券→KOBE証券の立て直し→そして今はご自身でファーストビレッジという会社を創業されています。
この本は圧倒的な成果をあげてきた市村さんが「働き方」と「考え方」を書いた内容。
昼メシは座って食べるな!
市村さんが一年目の頃。最初の仕事は名刺集め。その当時一週間で1500枚もの名刺を集めて来ていた同期に「なんでそんなに名刺を集めらるんだ?」と聞いた時の回答
「昼メシは座って食べるな。歩いて食え。そしたら食べながら次の目的地まで移動できるじゃないか。九時から五時までは試合中なんだぞ。俺らはピッチの上に立ってるんだ。昼メシなんか食ってる暇はないだろう」
どんなマインドで仕事をやるかの違い。でも最初の角度が後々の大きな差を生む。
もし就業時間がプレー時間なら、就業時間以外で準備をしないと行けない。プレーが始まってから準備体操をする奴はいない。そんな風に考えているやつにはそりゃ敵わないですね。
人が休んでいる間に仕事をしろ
「大雪の日」にこそ、訪問せよ!わざと雪に濡れてから訪問すれば「え??お前こんな日に来たの!?」となる。
相手に「こいつはかわいいやつだな」「うちにもこんな社員がいたらいいな」と思ってもらうのがコツ。
他にも「奥さん甘いもの好きでしたよね」と一言添えて手土産を渡すだったり。一見見落としがちなところにまで気を配ることで人との関係は全然変わって来る。
出資してくれる人を10人集められるか?
KOBE証券時代に出資してほしいと来る人に市村さんが言っていたというのが以下の一言
「まずご自分でお金を集めてください。あまたのことを信用してくれる人"10人"からお金を集めてきてください。10人の信用もないくらいだったら、うちの会社はお宅に出資できません」
そういう人を10人も集められないようでは、まるで信用がない。そういう人を増やせるような人生の歩み方をするべき。金持ちではなく「人持ち」になれ。
「無茶」はするな、でも「無理」はしろ!
無茶は法を犯すこと、無理は背伸びをすること。
例えば柿を取るのに、人の家に入って盗むのは「無茶」です。でも一生懸命背伸びをして、高いところの柿を取るのは「無理」のほうです。
無茶だできないと思うのではなく、どうやったら(どう無理をしたら)できるようになるのかを考えるべき。
無理な目標設定をして、それを達成しに行くことで自分の限界を突破するきっかけになる。
最後に
自分の働き方と比べるとスタンス部分で全然違うなというのが感想。ゆるゆるとやっているのと比べると圧倒的に差が広がって行くんだろうな。危機感を持って働きたいと焦りを覚えます。
今は残業などは規制されて行く時代。いかに短い時間で高い成果をあげるのか、浮いた仕事終わりの時間で何を学ぶのか。
今まで以上に個人の過ごし方が重要になる時代、差が広がって行く時代がやって来た、そんな気がします。